第3話 パリのブックオフとサルコジ大統領(2)
ブックオフの躍進の源のひとつは?
半月ほど前に、ブックオフの坂本孝さんが、次期(社)日本フランチャイズチェーン協会会長に内定との小さな記事が目に留まった。が、その後辞退をされたようだ。
私は、搶ャ平が開放政策のハッパを掛ける直前の中国を訪れていた。今は貧しいが、アメリカに似た広い国土に多民族国家、いずれは発展すると思えた。中国の商業には、フランチャイズシステムが受け入れられる素地と、必要性が十分にあると思った。
帰国して、六本木にあった協会事務所に、しばらく教えを請いに通った。後にフランチャイズの研究所を立ち上げた、事務局の羽田さんから坂本さんを紹介された。ゴルフも含め数度だけの出会いだった。お会いした折、生意気にもフランチャイジーが3桁に乗るまでが正念場ですかね。と言ったところ、「そうです。いろいろな方のご意見を聞きたくて、この会に参加しているのです。」と云われた。すでに4桁になんなんとする、今日を見ていたのだろう。
会長辞退のいきさつは知る由もないが、坂本さんならマスコミの指摘も、大事な意見の一つとして受け取る事だろう。ブックオフの躍進の源のひとつは、焼け煤けた書籍の装丁を、ヤスリにかけたりして蘇らせた点だ。どんな組織も活動する限り手垢が着き、書籍と同じように経年変化は避けられない。
洛陽の紙価を高めずに、姿を消した名著が蘇り安価に手に入る。まさにリサイクルの原点企業、一石2鳥どころか3鳥だ。相撲嫌いのサルコジ大統領が市長を務めていたヌイイ市や、弟家族が住むジョアンヴィル-ルポン市に、日本文化の担い手、ブックオフがオープンすれば私も多いに助かる。
坂本さん、素晴らしい本が読めるように、肌理細やかなヤスリを掛け続けて下さい。
(完)
