第7話 総理の品格と面子(1)
日本の総理に対する品格について、他国はどう見ているのか
安倍自民党の敗北は中国で知った。7月24日に急遽日本を発ったが、不在者投票はして来なかった。安倍さんは参院選の勝負玉として総理になったのだが、おそらく敗因は安倍さんの品格(人格ではありません)かも知れない。
池田、大平など宏池会輩出の歴代宰相たちを描いた「総理の品格」を読んだ。しばらくして、なんとも都合よく大平正芳記念財団から、平成19年度理事会と授賞式にと代理出席の機会あった。故大平総理の関係者や親族が遺志を継いで、23回も続いているアカデミックな財団の活動とは、どんな物か少しは興味があった。
会場の丸の内北口に在る日本工業倶楽部には、改装以来訪れた事はなかったが、EVやトイレなど除くと、雰囲気は以前のままだった。懐かしい吹き抜けの木製階段を、正面から3階まで上って第四会議室に入った。理事会の出席メンバーはご子息の裕さん(財団理事長)明さん(大正製薬副社長)総理の娘婿の森田 一さん(元運輸大臣)明さんの岳父、上原昭二さん(大正製薬会長)秘書官だった眞鍋賢二さん(元環境庁長官)など大平総理に深い所縁の方々だった。
議事は総理の孫、知範さんの司会で始まり、理事長による収支報告や人事案件の承認と進み、他の公益法人と変わらない。座長の渡辺昭夫さん(東京大学名誉教授)が授賞論文の要約から選考理由と進んだ。論文のテーマは各分野に亘っているが、素人の私でもその中の1つ位なら、読んでみようかと思わせる抑揚の効いた丁寧な紹介だ。久しぶりで清々しい学究の
ところで、日本の総理に対する品格について、他国はどう見ているのか気になる。いつも胸に
(続く)
