第25話 お江戸上野のお山で人妻と逢引き(2)

2008.06.07

頭の中がまっ白になり、体中に訳の解らぬ未だ味わった事のない恐怖が走った。

 前回のブログを書き終わらぬまま丸々2ヶ月が経ってしまった。読者(全員知人です。)から「どないしたんや?」と連絡が相次ぎました。理由も聞かずに「生きさらしとったら、まあイイやんけ」などと、闇金の取り立て人風情の、安堵を漏らす御仁もいらっしゃいました。いずれにしても、書きかけで休筆した理由をお話させて頂きます。(主な理由は以下の中の一つだけです。)

  • 5月の連休に「未来志向の新しい日中関係」を掲げた中国の胡錦濤国家主席が来日された。一緒に訪日した青年指導者達の受け入れ準備などで、ボランティアに借り出されていた。
  • 第25話のタイトルがタイトルなので社内から言論弾圧を受けた。
    スタッフから「社長ブログ」は回が進むにつれ、段々と当社の持つ清新でオネスティーなイメージと違う方向に偏り、懸念をしていたと言われた。
    その矢先に人妻とのカミングアウトの話では、この先が思いやられる。ブログを続けたいのなら公序良俗の範囲内でと、キツ〜ク釘を刺された。ボクは表現の自由と公序良俗の問題に、反体制詩人の様な辛い2ヶ月間を過ごしていた。
  • たまたまブログを見た妻から、ニコニコと微笑んで「次が楽しみね。」と言われて、なぜか頭の中がまっ白になり、体中に訳の解らぬ未だ味わった事のない恐怖が走った。妻の婉然たる笑みが脳裏から消えず、何とかして本編の筋書きを変えなければと熟年離婚の危機に怯えながら、キーボードを前に2ヶ月間も悶々としていた。
  • 家人が寝静まった深夜、怪しいサイトを覗いていたら、コンピューターウイルスに感染した。その事をスタッフに言えなくて、自分でウイルスの駆除を試みた。それが良くなかった。かえって、ダブル感染をしてしまい2ヶ月間ほどPCが使えなかった。
  • 「お久しぶり。ご機嫌いかが?」としばらく忘れていた麗人からご連絡を頂いた。美しい人妻との逢引の話はもしかして私の事かしら?と、ブログの展開を探り出そうとデートのお誘いがあった。
    そんな思惑がらみで幾人?かとはヨリが戻った様な薔薇色の日々だった。2ヶ月はアッと言う間で、正直に言うともっと休筆をしたかった。

 どれがブログ休筆のホントの理由か、お分かりになりますよね。賢明で、洞察力のある読者が、ご想像や妄想をされている通りで少しも間違いはご在いません。
では第25話(1)に続けて・・・・・・

 彼女とのランデブーにまだ間があるが、気になり時間を確かめたら11時と1時を間違えていた。それまで動物園で時間潰しをするかなと考えたが思い留まった。社会部の新米記者でもあるまいし、いくらブログネタに困ったって、こんな日にズーネタの取材はやりたくない。公園をひと回りしてこよう。

(続く)